総合評価 ★★★★★★★★★★ (XX/100)
主に資産管理や情報漏洩対策にフォーカスしたシステム。運用に合わせて機能をカスタマイズすることができる。
無料トライアルも準備されている。
モニタリングアイの弱点
機能や料金など全体的な情報がWebに掲載されておらず、検討する場合は都度問い合わせが必要。
機能
PC起動時間・OSやソフトウェアのバージョン・ファイル操作や印刷監視、不正なデータ持ち出し監視・メール監視・Web接続履歴などを監視する
料金
個別見積り(初期費用+ライセンス従量課金)
導入しやすさ
不明
導入実績
不明
不正抑止効果
◎ Webの利用状況やUSBの抜き差しなどアラートが出る
セキュリティ効果
◎ メールの件名や本文なども監視できる
勤怠管理機能
△ 利用時間の記録程度
PC監視導入のコツ
サービスにより使い方は様々ですが、どんなものでも共通して、システム導入を成功させるためのポイントや注意すべき点があります。
1.目的を明確にする
御社がシステムを導入する目的は何でしょうか。
テレワークの社員がサボらないように監視したい。情報漏洩を防ぎたい。様々な目的があるでしょう。
システムにより得意分野が色々あり、価格も様々です。自分たちの目的を明確にすることで、費用対効果を最大限にすることができます。今回調査した中には無料のシステムもあり、単に「監視されているという意識だけもってくれれば良い」ということであれば、莫大な費用をかけずとも導入することができます。
まずは何をしたいのか、明確にしてみましょう。
2.個人の行動を監視することに問題は?
従業員が就業時間に行っている作業は、企業の監視下で然るべきで、服務規則の視点で見れば、何をやっているかをモニタリングすること自体は本来問題にはなりません。しかし一方で「プライバシー」という観点から見ると、たとえ就業時間であっても、逐一覗かれていることについて議論の余地があります。 このジレンマを回避するために、一般的には次のように対応することが良いと言われています。
(1)監視を告知すること
ステルス機能などを有したシステムも見られますが、無断で行うことは問題があります。
必ずPCのユーザーである従業員に、監視する目的や内容などを告知するようにしましょう。
(2)社内ルールに織り込むこと
上記の内容を就業規則や労働協約などの社内ルールに織り込むようにしましょう。
組合組織などと調整することを推奨します。
3.管理者のモラル
本来、不正抑止のためのシステム導入のはずが、万一使い手の側に悪意があったとしたらどうでしょう。
言ってみれば、従業員の作業内容が丸裸なわけですから、悪用することもできないとは言えません。
このような事態を避けるためには、管理者が適切に活用しているかの確認や監査、また定期的な運用ルールの見直しなどは行う必要があります。