総合評価 ★★★★★★★★★★ (XX/100)
オンプレのiMonitorEAMと、クラウド型のiMonitor365から選べる。専用のサーバを設置する必要がなく、管理者のPCをサーバとして使用することができるため、データのバックアップ等も容易にできる。 サーバを常時ONする必要がなく、ログをチェックしたい時だけログインすればよいので手軽。
iMonitor PC監視ソフトの弱点
管理者のPCから全てを管理するというシステムなので、基本的に管理者は一人だけとなる。
機能
社用PCにおけるキーストローク、クリップボード、スクリーンショット、ファイル操作、Eメール、webメール、 オンラインストレージ、FTPファイル転送、Webサイト閲覧、検索したキーワード、ダウンロード、APP利用状況、 チャット記録、各種ストレージ、 アプリケーショントラフィック量などの操作履歴を記録することができる。
料金
10台
85,490円/永久ライセンス
導入しやすさ
支払後すぐに登録コードとフルバージョンのダウンロードリンクが届く。インストールは20分で完了。
導入実績
2万以上
不正抑止効果
◎ ステルスで監視が行われるため、緊張感が期待できる
セキュリティ効果
◎ 注意すべき作業が行われると管理者にアラートが届く
勤怠管理機能
○ 操作履歴が記録される
PC監視導入のコツ
サービスにより使い方は様々ですが、どんなものでも共通して、システム導入を成功させるためのポイントや注意すべき点があります。
1.目的を明確にする
御社がシステムを導入する目的は何でしょうか。
テレワークの社員がサボらないように監視したい。情報漏洩を防ぎたい。様々な目的があるでしょう。
システムにより得意分野が色々あり、価格も様々です。自分たちの目的を明確にすることで、費用対効果を最大限にすることができます。今回調査した中には無料のシステムもあり、単に「監視されているという意識だけもってくれれば良い」ということであれば、莫大な費用をかけずとも導入することができます。
まずは何をしたいのか、明確にしてみましょう。
2.個人の行動を監視することに問題は?
従業員が就業時間に行っている作業は、企業の監視下で然るべきで、服務規則の視点で見れば、何をやっているかをモニタリングすること自体は本来問題にはなりません。しかし一方で「プライバシー」という観点から見ると、たとえ就業時間であっても、逐一覗かれていることについて議論の余地があります。 このジレンマを回避するために、一般的には次のように対応することが良いと言われています。
(1)監視を告知すること
ステルス機能などを有したシステムも見られますが、無断で行うことは問題があります。
必ずPCのユーザーである従業員に、監視する目的や内容などを告知するようにしましょう。
(2)社内ルールに織り込むこと
上記の内容を就業規則や労働協約などの社内ルールに織り込むようにしましょう。
組合組織などと調整することを推奨します。
3.管理者のモラル
本来、不正抑止のためのシステム導入のはずが、万一使い手の側に悪意があったとしたらどうでしょう。
言ってみれば、従業員の作業内容が丸裸なわけですから、悪用することもできないとは言えません。
このような事態を避けるためには、管理者が適切に活用しているかの確認や監査、また定期的な運用ルールの見直しなどは行う必要があります。